よくある質問

質問1

休日や夜間にこどもが急に耳が痛いと泣き出しました。耳鼻咽喉科が見つからない場合どうしたらいいでしょうか?

回答
子供が急に耳が痛いと泣き出す原因では急性中耳炎が最も頻度が高いでしょう。また、外耳道炎や耳下腺の炎症でも耳が痛くなります。
まずは痛みを取り除いてあげなくてはなりません。そのためには、鎮痛薬を使います。解熱薬として座薬や飲み薬を準備されているかと思います。 解熱薬は鎮痛作用も持っていますので必要最低限を使用してください。急性中耳炎では急性炎症の初期で鼓膜が腫れ上がるまでが特に激しい痛みを訴えます。 多くの場合1回ないし2回の使用で効果は十分であると思います。
お子さんに激しい痛みを訴えられると思いますが、耳鼻咽喉科への受診はその翌日で治療上問題ないと思います。夜間には痛みをとってあげれば十分ですのでご心配なく。

質問2

うちの子供はたびたび中耳炎になりますが、何か原因があるのでしょうか?

回答
急性中耳炎は、上咽頭(鼻の奥)に感染した細菌やウイルスが耳管という中耳腔と上咽頭を繋いでいる管を経由して中耳腔に感染することで発症します。
通常、外界から細菌やウイルスなどの異物が体内に感染した場合には、それらに対する抗体が体内で産生され、外界から侵入した異物の排除を行い、症状の発症を防いでいます。 子供では一般にこの外界から侵入した異物に対する抗体を産生する能力が大人と比較して低いのです。特に、3歳以下の乳幼児においてはその傾向が著明です。
また、一部の子供においては、他の子供と比較してこの抗体を産生する能力が特に低いために、繰り返し上咽頭炎に感染を起こし、 その結果、急性中耳炎を繰り返し発症することもあります。また構造上、子供の場合、大人と比較して、耳管は長さが短く、 その傾きも水平に近くなっています。そのため上気道感染症にかかった場合に、大人に比較して上咽頭から中耳腔への感染が起こりやすくなります。
その他、耳管には上咽頭と中耳腔の空気の交換を行い気圧の調整をしたり、中耳腔に感染した細菌やウイルスを排除したりするという働きもあります。 一部の子供ではこれらの耳管に機能が悪いために、上咽頭に感染した細菌やウイルスが感染しやすくなり、急性中耳炎の発症を頻回に起こすこともあります。
ここ数年、抗生物質の効きにくいあるいは効かない細菌による急性中耳炎が増えています。 子供の急性中耳炎を起こす細菌としては、肺炎球菌とインフルエンザ菌が主な細菌ですが、これらの細菌に対し、数年ままでは効果の見られた抗生物質が効かなくなっています。 特にこれらの細菌は、保育園や幼稚園といった集団保育の場では潜在的に広まっており、 集団保育がなされている乳幼児の上咽頭にはこれらの細菌が症状を発症しないまま潜在的に感染しています。 したがって、いったんこれらの細菌による急性中耳炎が発症すると完治するのがなかなか難しく、 また、集団保育がなされている場合には抗生物質の服用が不完全になることが多いために、繰り返し急性中耳炎を発症するということが起こります。

質問3

耳に虫が入って取れません。どうすればよいでしょうか?

回答
まず落ち着いて、耳の穴を塞いでいる手を離してから耳を上に向けてください。ムシが飛び出してこないようなら、すぐに耳の中に油を入れてください。 油はオリーブ油でもサラダ油でもきれいなものなら結構です。耳たぶを後上方に引っ張りながら耳の穴に沿うように、静かに少量ずつ溢れるほどに油を流し込みます。 スポイトのようなものがあれば容易ですが、なければスプーンでもかまいません。ムシの動きを抑制し剛毛や脚先の爪が滑って傷をつけることのないように、速やかに油を入れましょう。 油はムシの体表の呼吸の穴も塞いでしまうので、殺虫の効果もあります。鼓膜に穿孔があった場合でも、油は体に吸収されないでそのまま残りますから、後で取り除くことが出来ます。
アルコールや麻酔薬、殺虫剤は体に吸収されて悪影響を与える可能性もあるので使わないでください。ムシが動かなくなってから耳鼻咽喉科でムシを除去してもらいましょう。 ムシが動かなくなれば一晩くらいはそのままにして、翌朝耳鼻咽喉科を受診するのでも大丈夫です。また、油を入れた後耳を傾けたときにムシが流れ出ることもありますがこのいているような場合でも後で必ず耳鼻咽喉科で診察してもらいましょう。 ムシの体の一部が残っていたり、耳に傷がついていたりする場合があるからです。

質問4

アレルギー性鼻炎はどうして完治しにくいのでしょうか?

回答
アレルギー性鼻炎はアトピー性皮膚炎や喘息と比べると、完治するという可能性が低い病気です。自然に治る場合も少ないながあるのですが、多くは高齢者の方でお子さんの年齢で自然に治るということは残念ながらあまり期待できません。
外来で処方される内服薬、点鼻薬はくしゃみ、鼻水、鼻づまりというアレルギー性鼻炎の症状を抑える治療であってアレルギー性鼻炎そのものを治す治療ではありません。 ですから、ハウスダストやダニが原因の通年性アレルギーの場合薬がきれるとまた症状が出てしまうことが多いのです。その意味からもハウスダスト、ダニを少なくする努力が必要になってきます。 また、花粉症の場合、その年によって花粉の飛ぶ量が少なければ症状が軽いとか、症状が出ないですむこともあるのですが、それは治ったわけではなく、花粉量が多ければ再び発症してしまいます。
現在のところ、本当に治る可能性がある治療としては、減感作療法(免疫療法)ということになります。ただ、効果が出てくるには時間がかかり、個人差もあり、最初のうち通院の大変さなどがありますが、 治す可能性を考えるのであれば、お勧めします。

質問5

いびきはどうして起こるのでしょうか?

回答
いびきは、睡眠時に上気道、特にノド・鼻の空間が何らかの原因で狭くなり、そこを通過する空気の流れにあわせて異常な音を発するものです。原因は全身的なもの、局所的なものに分けられます。
全身的なものにはまず肥満が挙げられます。頚部の脂肪組織が多いため、横になったときの舌の落ち込みが強く気道を狭くします。そのほかに、内分泌・代謝疾患、筋・神経系の病気でノドの空間が狭くなりいびきが起こることもあります。
また、飲酒・過度の疲労時は睡眠時にノドの筋肉が緩んで、普段いびきを書かない人でもいびきをかきやすくなります。
局所的な原因としては、まず鼻づまりをきたす病気があります。アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、鼻中隔湾曲症などの病気やアデノイド肥大により鼻がつまり空気がスムーズに流れずにのどの粘膜を振動させいびきを発生します。
次にノドの異常です。ノドの奥の空間が異常に狭くなる状態、たとえば口蓋垂(のどちんこ)が異常に長い場合や口蓋扁桃でつくられる空間が狭くなり、空気の通り道を狭くし、ノドの粘膜が異常な振動をしたりするためにいびきが生じます。

質問6

魚の骨がひっかかったらどうしたらよいでしょうか?ご飯の丸呑みは有効ですか?

回答
魚の骨はアジやウナギなどの細いものは、扁桃などの小さな穴に入り込むことがあります。また、サケやブリなどの比較的大きな骨や鰓骨などの扁平骨は食道の入り口に引っかかることが多いのです。
扁桃に引っかかった小さな骨は扁桃の穴から少し頭を出していることが多いのでご飯の丸のみが有効なこともありますが、食道の入り口に刺さった大きな骨はご飯の丸呑みによりかえって骨を食道深く差し込む結果となり危険です。
私としては、ご飯の丸呑みはしないほうが良いと思います。耳鼻咽喉科医に相談いたしましょう。

質問7

子供を耳鼻咽喉科に連れて行くと泣いたり暴れたりして診察してもらえません。どうしたらいいでしょうか?

回答
耳鼻咽喉科に連れて行くとなると、子供は「何をされるか、怖い」と感じて拒否に出てしまうことがありますね。「治療が必要だ」ということをお子さんに分かるようにお話しましょう。 最初の耳鼻咽喉科との出会いが肝心ですが、もう出会っていますから、これからのことを考えましょう。なるべくお子さんには負担のかからないように、痛くないように気を配っていますが、 ある程度のがまんが必要なときもあります。椅子に座るとか、動かないでいるとか、看護師が動かないよう介助するとか。お子さんには「動かないでいようね」とか「じっとしていたらすぐ終わるからね」とお母様もお子さんを励ましてください。
大人の方と同様、どんな小さなお子さんでも納得して治療を受けていただくよう努力しています。泣いていたお子さんがニコニコと外来に来られるようになった時が、我々耳鼻咽喉科スタッフの至上の喜びです。

 









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