乳がん検診

乳ガン検診受けていますか?

現在、日本人女性の懸る“がん”の第一位は“乳がん”です。
年間8万人以上の女性が“乳がん”に懸り、そして1万3千人もの女性が、“乳がん”が原因で大切な命を失っています。
“乳がん”に懸りやすい年代は、母として、妻として、また仕事人として、日々忙しく生活している40代の女性だと言われています。
“乳がん”は早期に発見できれば、決して怖い病気ではありません。
乳がん検診を受診すること。それは皆さんと、皆さんの大切な方々が、元気に幸せに生活を続ける第一歩です。

資料元:国立がんセンター がん対策情報センター

検診内容

マンモグラフィー撮影
2方向から撮影を行います。
女性の放射線技師が撮影します。

視触診
当院クリニック院長か、副院長(女性医師)が行います。
(院長には、20年以上の経験があり、里庄町の乳がん検診では視触診の検診を委託されています)

乳腺超音波検査(乳腺エコー)
超音波を使った痛みのない検査です。所要時間は15~30分かかります。女性の放射線技師が検査します。

検診日時

毎日実施しております。(内科診察日)
※月曜日と金曜日の15時~18時であれば、女性医師がおります。

  料金 : MMG・乳腺超音波:3,500円

     乳房視触診:1,000円

検診結果

約2週間後に検診の結果をお手紙でお知らせいたします。
異常があった場合は医療保険により、より詳しい検査を行います。

検査装置について

乳がん検診として一般に知られているのは「乳房専用のX線撮影検査」(マンモグラフィー)ではないでしょうか?
では「マンモグラフィー」とはどんな検査なのでしょう?

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マンモグラフィー検査装置

マンモグラフィー検査は、乳房を上下と左右からはさんでX線で撮影する検査です。乳房を圧迫して撮影しますので、乳房が多少痛いこともあります。
「痛いのに、何故圧迫しなければいけないの?」とよく質問されます。
乳房は厚みを持った臓器で、そのまま撮影すると、“乳がん”が発生する乳腺組織はボンヤリとしか写し出すことができません。
圧迫して、乳房を薄くすることで、乳腺組織をはっきりと写し出し、また被ばくするX線の量を減らすこともできます。(放射線被爆はごくわずかで、通常は心配はいりません。)では痛い思いをして、どんなものを写し出すことが出来るのでしょうか?

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左の写真は、マンモグラフィー写真の一部です。
皆さんの目で見ても、白い点々が写っているのが見えるのではないでしょうか?
この白い点々は「石灰化」という非常に小さな所見(1mm以下)で、早期の“乳がん”によく見られる所見です。
特に“触ることのできない乳がん”では、この石灰化がマンモグラフィーで写し出され、発見されることもあります。石灰化の検出には、マンモグラフィーが他のエコーやMRIに比べ最も優れています。

 

bc_6しかし「石灰化がある」(イコール)「乳がん」というわけではありません。
石灰化は悪性の乳がんだけでなく、良性の腫瘍やその他の病変でも現れます。
石灰化の形や並び方、分布の仕方などから良性・悪性を判別します。
明らかに良性の石灰化の場合には、それ以上何もする必要はありません。
マンモグラフィーで発見される石灰化は、ほとんど良性のものです。
しかし稀に悪性の石灰化あるいは悪性の疑いを否定できない場合があり、その時は精密検査機関に紹介し、エコーやMRIなどの、もっと詳しい検査をすることになります。

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そして、“乳がん”は「石灰化」としてだけ現れるのではなく、マンモグラフィー写真上でも「しこり(腫瘤)」として写し出すことも可能です。

「しこり(腫瘤)」は左の写真のように、マンモグラフィー写真上、真っ白な塊として写し出されます。
マンモグラフィーでは乳腺組織が白く写りますので、乳腺組織に発生する“乳がん”も白く写ります。
また、「しこり(腫瘤)」も「石灰化」と同じで、良性のものもあれば、悪性のものもあります。
そして、もしご自分で「しこり(腫瘤)」を触れる場合は、検診を受診するのではなく、乳腺の専門外来を受診することをお勧めします。
乳腺の専門外来は「乳腺外科」または「乳腺科」で、「乳腺専門医」は最も専門性が高い医師(日本乳癌学会が認定)です。
「乳腺専門医」の氏名と診療科名、病院名は、日本乳癌学会のホームページ(http://www.jbcs.gr.jp)に掲載されています。

ただし、マンモグラフィーにも限界があり、上の写真のように乳腺組織が少ない女性であれば、はっきりと写りますが、乳腺組織の多い若い女性の乳房では、乳腺組織が多い為に、“乳がん”を隠してしまう可能性が有ります。
よって、40歳以下の若い女性のマンモグラフィー検診は奨励されていません。
40歳以下の女性には「乳腺超音波検診」をお勧めします。

あなたの乳房と健康を守るのは、あなた自身です。
「“乳がん”が見つかるのが怖い」と乳がん検診を敬遠される方もいらっしゃいます。
でも、もっと怖いのは「“乳がん”が進行して見つかること」ではないでしょうか?
“乳がん検診”に踏み出す、あなたの勇気を、にいつクリニックでは待っています。
どうか、年に1回、乳がん検診を受けて下さい。

Hot News!

乳がん検診には、マンモグラフィ検診の指導と評価を行っている「特定非営利活動法人 日本乳がん検診精度管理中央機構」という組織があります。

平成22年6月24日に新津純子先生が日本乳がん検診精度管理中央機構の認める「マンモグラフィ検診読影認定医師認定」を取得されました。

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この日本乳がん検診精度管理中央機構では、マンモグラフィ検診の読影を担当する医師に対して講習会と、読影試験を行い、試験結果を4段階評価し、B判定以上(A・B・C・D判定の4段階)の医師を読影医師として認定しています。

平成22月7月1日に日本乳がん検診精度管理中央機構の認める「マンモグラフィ検診撮影技師認定(A認定)」を持つ女性の診療放射線技師が入職しました。

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またマンモグラフィ撮影を担当する診療放射線技師にも同じように、講習会と筆記試験・読影試験を行い、試験結果を医師と同様に4段階評価し、B判定以上の技師を撮影技師として認定しています。

最後に、マンモグラフィ検診を実施するに当たり、撮影装置1台毎に、3種類のマンモグラムと精度管理審査を行い、マンモグラフィ検診を実施するのに適した装置であるか、有効なマンモグラムを提供できるかを4段階評価し、B判定以上の撮影装置を「施設画像認定」として認定しています。

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当クリニックでは、長年、里庄町の乳がん検診(視診・触診)を担当されてきた新津賴一院長をはじめ、日本乳がん検診精度管理中央機構の撮影技師認定を持つ女性の診療放射線技師がマンモグラフィ検査を担当し(この女性技師が撮影したマンモグラムで施設画像認定も取得しております)、同じく日本乳がん検診精度管理中央機構の読影医師認定を持つ新津純子副院長が読影を実施しております。

日本乳がん検診精度管理中央機構では撮影技師認定を持った撮影技師が、施設画像認定を持つ撮影装置で撮影し、読影医師認定を持つ医師が読影を行うことを推奨しています。

にいつクリニックは、全ての認定を取得した施設です。

また、乳がん検診で要精密検査となった場合、当クリニックから精密検査施設を紹介させて頂きます。皆様どうぞ、乳がん検診を受診しに来てくださいね。(ただし、女性技師の勤務日の関係で、予約が必要となります。)

 

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